こんにちは 12月の庭。 ネオンもイルミネーションもない庭ですが、そこには『期待』という光が見えています。 11月が冬の準備に追われる月なら、12月は冬のたのしみに急かされる月。 しばし庭を彩った、渋い葉が落ちて、 かたく口を閉ざしたままの新芽が寒空に見えています。 庭の一番奥、細い線ばかり目立つのはドウダンツツジです。 控えめなスズランのような花、花をかばうような小さな葉、秋の真っ赤な紅葉、 どれも素敵でしたが・・・。 12月、クリスマスに、たったひとりでマッチを擦った少女のお話を思い出しました。 これがマッチだったら、かざした炎の中にどんな想い出が見えるのでしょう。 12月2日 淳子 |