こんばんは。 今は、ストン、と暗くなります。待っていたかのように、ガーデンライトが灯り、そして真っ暗になりました。 ちょっと風があって、雪が大急ぎで庭を駆け抜けていました。昼過ぎ、その雪が光りながら踊っている時、外は暖かくみえました。今こそ!と思い、バラ「メアリーローズ」を剪定しました。たくさん赤い新芽がありました。伸びたものが、絡まらないようにと考えながら鋏を入れるのは、結構難しいですね。 ピンクの蕾があったので、はじめは遠慮しながらだったのですが、この寒さでは咲かないな、と思った途端、大胆になりました。結局、はじめの背丈の半分ほどになりました。花付きの良し悪しを考えるより、この場所で、あまり「のっぽ君」になってもらっては困るのです。切った蕾は部屋に入れました。咲くでしょうか。 蕾とは言え、今の庭には、たった一つのピンク色でした。それが無くなって、一段とふさぎこんだように見えます。でも、目を伏せて戻らない季節を嘆くより、無愛想な冬がうっかり笑ったところを、見逃さずに暮らしましょう。 赤ん坊の手のように可愛い小さい新芽が見えています。こんなものを見つけると、ホッとします。 12月9日 淳子 |