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 おはようございます。

 去年の春も、その前も、朝、庭に出ていました。小さいうちに取るのがコツと、雑草抜きを日課にしていたはずです。今年はなぜか、その手があまり活躍しません。そもそも雑草が減っています。

 庭の土を隠すように少しずつ現れた緑は、ほとんどが必要とされて植えられたものか、そのコボレダネ。それに寄り添うように、モドキの雑草が、いないことは無いですが、ずいぶん減りました。

 几帳面と言う言葉には、かなり縁遠いと思っている私。それが、積み重ねた平凡な作業の成果を目の前に広げられ、自分の意外な一面を見るようです。庭を耕すことは自分自身の固まった土壌を耕すことでもあったと、朝の庭では誰もが哲学者風になるのかしら。新鮮な光と空気とで厳かな朝ですから。
?の葉っぱ
 でも庭巡回はしています。そこで不思議なものを見つけました。

 植えた覚えが無くて、庭の隅に現れた葉っぱです。去年もここに出ていたのは知っていたのですが、とうとう花らしきものは見つけられませんでした。背も高くならず、葉も10センチ足らずでしたので放っておきましたが、今年も出てきました。葉の色と斑がかなり変わった感じです。ちょっとアダルトな斑入りの葉っぱです。
?のビオラ、またはスミレ
 もうひとつは、これまた植えた覚えの無いスミレかビオラ?白地に青の点々が入る「ビオラソロリア」のようですが、種を蒔いたことはありません。どこからか、飛んできたのかしら。前から庭にいる紫色のスミレより花が一回り大きいです。

 それから昨日の昼間、庭の真中、ゲラニュームの茂りはじめた地面に5センチほどの丸い穴を見つけました。モグラ?蛇?おそるおそる棒きれを突っ込んで、少し土を掘ったら、ぐにゃりと柔らかい感触。飛び上がって驚いて、それからまた良く観察すると、どうやらヒキガエルの背中のようです・・・たぶん。下手にこれ以上掘ると、つぶしそうなので、水を如雨露いっぱいかけましたが、気持ちよく水は土に染み込むだけ、変化なし。もしかしたら、かわいそうな事をしているかも知れないと、ここで気付いてやめました。今朝見ましたが、昨日のまま。まだ冬眠中なのかしら、それともカエルじゃなかったのかな。
ひまわりの種を突付くヤマガラ
 家に入ると、待っていましたと小鳥たちが、シャラの木に吊るした餌籠にやってきました。昨日から、シジュウカラに加えて、ヤマガラも来ています。なんと、いつのまにハントしてきたか、2羽でやってきています。素敵な相手を見つけてよかったこと。私も、もっといいもの、見つけよう!
                                  4月11日 淳子