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 おはようございます。

 トンボも動けません。昨夜に続いて、涼しすぎる朝です。

 過ぎ去った台風が北から冷たい空気を運んで、それで寒いのだと我が家の気象官は申しておりました。今回の台風も前回のも、天気予報より正確に進路を言い当てて、得意満面だった私設気象官です。風の向き、空気の匂いと湿り具合がお天気の行方を教えてくれるのだそうです。
朝のトンボ
 トンボもそれらを感じて、柔らかいバラの新芽の上で羽を休ませて、今日のスケジュールを思案しているのでしょう、ってことはまさか無いでしょうけれど。

 私は今日の天気が気になります。雨が続いたので、雑草が目に付きます。草取りには、降りそうで降らない曇り空、日に焼けないそのくらいがありがたいです。茎の短いリアトリス

 昨夜は寒くて、厚い布団をしっかり被って眠りました。モナルダやカライトソウ、ミソハギなど夏の花が咲き始めましたが、春のビオラもパンジーも健在。今年はギンパイソウもずっと白い花を咲かせています。バラの二番花の蕾が早いものは色付いたり、小豆粒くらいに見え始めたり、夏の賑やかさが訪れる前の、好きなものを少しずつの庭。発見が楽しい庭です。

 これも夏の花だと思うのですが、白のリアトリス。何をどう読み違えたか、茎を20センチも伸ばさないうちに花をつけ始めました。何もそんなに急ぐ事は無いのに。

 ちょっと横道にそれたり、足踏みしたりしても、確実に真夏に向かう道筋に間違いは無いのですが、それでも自然の気象官さえ戸惑うような、涼しい朝でした。
      7月12日 淳子