おはようございます。 6時前、起きて、いつものように窓を開けながら、昨日とは違う雰囲気を感じました。とても静かな朝でした。 柔らかい青空に雲が流れています。山並がくっきり見えています。そして空気がすこしひんやりしています。なにより騒々しい夏の声が聞こえません。 ひっそりとした庭に下りると、かすかに遠くに蝉の声が聞こえます。「よかった。まだ夏。」と思って植物の様子を見てまわりました。 ヘリテージもメアリーローズも二番花をそろそろ終えます。緑が目立っているバラの茂みから目を移して、一番小さな花たちが集まっている山野草のコーナーに行ってみます。 しゃがみこんで、じっくり見るのは久しぶり。足を止めさせたのは、思いがけないピンク色。すっかり枯れたと思っていたコマチリンドウ(Centaurium confertum)が一つ開きかけています。地上部は無くなって、他の植物が侵入してきても、なぜかラベルを外せなくていました。2年ぶりで復活したかわいい姿に感激です。 嬉しくなって横を見ると、白花シャジクソウ(Trifolium lupinaster)に混じって、黄色い知らない花が咲いています。山野草店で買った鉢に一緒についていたのでしょう。これまたラッキー。 涼しくなると、細かい手仕事がしたくなると、器用な友達が言っていました。7時過ぎて日が昇るにつれ、温度が上がってきました。蝉も賑やかに鳴き出しました。でも小さな植物に目を向けた今朝は、ほんの少し秋でした。 8月9日 淳子 |
黄色の花はセイヨウオトギリソウ(Hypericum perforatum)と判明