おはようございます。 濃い霧の朝でした。 窓を開けるとすぐ見えるパーゴラ、 モッコウバラとコンスタンススプライのバラが伸びて、だんだん近寄ってきました。 それぞれの先は蜘蛛の糸でロープの様につながれていて これは、見えない誰か仕事人の命綱。 一晩で、庭は蜘蛛の糸だらけになっていました。 バラの蕾に掛けられると、編みかけのレース糸のように優雅です。 花の無い細い枝は、はしご車のはしご。 霧は雲になって太陽に紗を掛けます。 光は調節されて霧の粒を見せてくれます。 とても細かくて、カメラの目には捕らえられません。 粒を感じたくて、手を伸ばしても私は鈍感すぎました。 冷たい空気だけ。 光が弱まると ただの暗い庭。 もう一度明るくなりました。 霧が流れるのが見えました。 もっと明るくなったら 霧も蜘蛛の糸も消えてしまいました。 子供の頃、雲の中に入って見たいと思いませんでしたか? 今朝、私は雲の中でした。 そこで自然の織り成す様々な魔法を体験したのです。 10月3日 淳子 |