庭の変遷 その6 1999年8月の庭の様子  またまた開墾の話と9月のある晴れた日

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庭造りを始めて8月15日で丸2年が経ちました。お盆のお客様が帰って、夏休みもこれで終わるという日、それまで見ないふりをしていた草ぼうぼうの庭にいやいや立たされたあの日。すべてはそこからは始まりました。どうして、庭に没頭してしまったのかと問われたら、それは、どうして恋に落ちるのかというのと同じ、おろかな質問はお止めなさい、とでも言いましょうか。一途な想いというものが、こんなにも人を強く激しく変えるものだということを、身をもって知らされた2年間でした。
いくつかの偶然が重なったこと、ほんのちょっと異議を唱える助っ人がいたこと、すばらしい出会いがあったこと、小さな庭はいつでも人生のステージでした。


庭に入ってまず最初のゾーン。午後早く日が翳るので葉ものと山野草中心に。
手前に大きく葉を広げる羊歯(A)、新芽はコゴミといっておひたしにする山菜。右にアスチルべ(B)、その奥にギボウシ3種(C)。ここでは見えないけれどグランドカバーに苔、お正月の寄せ植えに使ったあと下ろしたらよく増えています。イクラみたいな赤い実をつける苔サンゴもあります。春一番に可愛らしい手毬のような花をつけたタマ咲き桜草の葉(H)が出し昆布のように大きく成長したのに驚きました。石付けしたイワヒバとシュンラン(E)の手前にオダマキ(F)、朝霧草(I)イカリソウ(J)、斑入りナルコユリ(G)、ヒオウギ(K)などがウメモドキ、アセビ、ピラミッドアジサイの低木の足元を飾っています。
石畳のテラスからロックガーデンそして花壇へ。
写真左手前はチャイブ、黒竜、白花フウロソウ、斑入りヤブラン、青唐辛子、後ろに広がるイソトマ、右に行ってラベンダー、コリウス、アルケミラモリス。真中の薄ピンクはアメリカンドリーム、矮性のベロニカ、酢白ラッキョウ、深山カスミソウ、アッツザクラなど。植物選びに節操のない実験的ガーデン。白花ハマカンザシはたわし色になっちゃった・・・。
池はご覧の通り水草に覆われています。せっせとお友達などにあげているのですが、陣地取りのすさまじいこと・・・。
池の辺にはマツムシソウ、パンジー、バーベナ、その奥にブルーサルビア、さらに奥には背の高いものを植えてあります。写真で白く見えるのはカサブランカ、他にデルフィニューム、ルリタマアザミ、ガウラ、ホリホック、ルピナスなど。
レンガ道の右はセージ、タイム、ルーなどのハーブを。

親子メダカが見えますか?

あのね、この淳子が2周年記念イベントをやらない訳がない・・。
まだまだ使える土地はあるぞ。居間から出て石畳のテラスまで、砂利ひいとくのってもったいないじゃん。・・・ってお盆の間じーっと考えてたの。どうかなぁって顔色うかがうと、ダメです、って言下に言われたから、奇襲攻撃しました。敵がプールへ行ってる間、しょぼ降る雨の中泥まみれのカエルになった気分。そういえばここは10年以上前引っ越して間もない頃せっせと生ごみ埋めてたところ、シャベルが土に吸い込まれるよう。いいぞ〜良い花壇になるぞ〜。堆肥や苦土石灰なども漉き込んで、めでたしめでたし。
レンガで囲んで花壇造ったのも私ですが、
ちょっと回りとしっくりいってないなぁって・・・・。
とりあえず植えるスペースが出来ました。
白い柱にはつるバラを絡ませたいなぁ。ワクワク。

9月のある晴れた日

ジャリジャリと不気味な音がするので来てみたら・・・。とダンナ。あんたね、山姥が大きな包丁を研いでいました。って続きを言いたくなるじゃないの。あたしはヤマンバじゃないの。マダムよマダム。あたしはただ節約は美徳かなぁ?あるもので我慢するには、これしかないなぁって、泣きの涙でやってるわけよ。汗に混じる涙の味よっ、て嘘ばっか。
ここも花壇にできるね、
って誰かの呟きが忘れられず・・・
家に残っていた煉瓦を総動員。水平をとるのと
きちんと家と平行に、が難しかった。

完成!ここは来年の楽しみに取っておきましょう。

家が湿気で傷むんじゃないのぉ?って、言うなよ。写真右には車庫があって実は日当たりの悪いところ。でも、育つものを育てよう。うまくいけば薔薇だって・・・。

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次は2000年春です。その7へ

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