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東洋蘭の世界

壱頁
おじいちゃんご自慢の東洋蘭の数々。まずは富貴蘭です。
フウラン(日本独特の植物、植物学的にはネオフェネティア属)の園芸種を富貴蘭といいます。元禄十一年、貝原益軒が出版した『花譜』にフウランの記載があります。やがて、文化・文政の頃になると、江戸は園芸ブーム、万年青をはじめとするいわゆる古典植物が大流行しました。
この時代の頂点であった将軍徳川家斉はフウランの愛好者だったそうです。各藩から珍種を集め江戸城中で鑑賞会を開いたといいます。このころから、富貴蘭と呼ばれるようになりました。
富貴蘭がずらっと並んでいるのを見て、「たこ焼き」とおもってしまいました。たこ焼きに見えているのは「みずごけ」です。直径と深さが同じくらいの黒い京楽焼鉢(風蘭鉢)に独特の高植えです。これは、富貴蘭は着生蘭で(ずっと寄生蘭と思ってました、ゲストブックでAsyuraさんに教えていただきました、サンキュ!)気根を出して成長するので、通気をよくするためでしょう。また自生のフウランは常緑樹を選んで着生します。つまり半日陰を好むので栽培には寒冷紗などで直射日光を加減しなければなりません。
金広錦 西出都
富貴殿 金孔雀
唐錦 鈴虫
ちょっと渋すぎた?
かつて十一代将軍のご寵愛をいただいた富貴蘭も、天保の改革による禁止令と幕末の動乱で、壊滅状態に陥ったらしいですが、今またこのように田舎のじいちゃんの手によっても愛される様になりました。めでたしめでたし。

 

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