| こんにちは。 いやはや、よく降ります。今朝、明るくなる頃から降り始めた雪は、何かに憑かれたような、とめどない降り方です。少しは、降り落ちた雪を静かに見ていたいと思うのに、次々に新しい雪が落ちてきて、前の雪を消していきます。でも、だから、こうしていつまでも、清潔な雪でいられるのでしょうが。 最低温度は高め、最高温度は低くなるのが雪の日です。朝は、ちょっと寒いかなと思いました。そのせいか、軽い雪でした。除雪車もまだ来ていません。雪は20センチほど積もっていましたが、ラッセル型のスコップで押すと、スルスルと丸まって逃げていくのが面白かったです。 ご近所の雪かきも、どことなく、子供の雪遊びのように暢気に見えるのは、私がまだ休みだからでしょうか。時間に追われていれば、軽くとも厄介な雪かきです。 こんな雪降りだったので、今日の計画は日延べして、ずっと家にいました。午前中、少しピアノの練習をして、昼食の仕度をしたら、夜までたっぷり時間があります。仕事も遊びも何もない、もちろん庭仕事もできない、空虚な、この上なく贅沢な時間を雪が運んでくれました。  庭にわずか見えていた、枯れたシュウメイギクの茎や、ピラミッドアジサイのドライになった花房も、みるみる雪に隠れていきます。あとには聖母マリアの胸元のような柔らかい起伏が浮かびます。庭から、部屋の隅に目をやると、ドライにした夏の花やハーブ。これもそろそろ、終わりにしましょうか・・・。 まとめて屑篭にと抱えたら、つんとラベンダーの香りがしました。誘われて顔を近づけると、気のせいかラムズイヤーの甘い香りも。このまま捨てて、忘れ去るのは、かわいそうになりました。空になった紅茶の缶に、いい所だけとって、差し込んだら、コンパクトな香りのブーケが出来ました。これなら、相棒に、「いつまでも、枯れたの飾っておかないで」と言われないと思うけど、どうでしょうね。 1月4日 淳子 |
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