こんにちは。 モズの「はやにえ」ってご存知ですか?速贄と書く、「はやにえ」です。モズが秋に、鳥や虫など獲物を木に刺しておくものですが、翌春には違う鳥に食べられてしまうようです。これは、話には聞いていましたが、今日、はじめて見つけました。 葉のすっかり落ちたシャラの木に、カナヘビが磔されていました。かわいそうだが気持ち悪い、それにしても珍しい。3年も庭をウロウロしていて、やっとお目にかかれた、モズの「はやにえ」です。昨日、山の高いところには雪が降りました、いよいよ冬支度の庭に、まさに初物の供え物と言うわけです。(写真左 あまりナマナマしい写真はどうかと思ったので、シルエットですが、どれだかお分りになりますか?) はやにえを気にしながら、曇り空の意外に暖かい庭で、昨日買った山野草を植え込みました。来週の休みにでも、とテラスに置いておいたのですが。綺麗に花をつけたウメバチ草を見ていたら、やはり、はやく庭に下ろしたくなりました。 華やかなバラも好きですが、それに負けないくらい山野草も好きで、小さいのをいい事に、時々こっそり買っては、植えています。ところが実はバラより気難しい彼らで、冷涼な気候なのに、いくつも枯らしています。 イワザクラもイワウチワも難しいのを承知で、また買ってしまいました。あといくつかは、比較的丈夫な物をメモしていって、ここから在るものを全部下さい、と言ったら、全部ありました!。それだけにするつもりが、白い梅のような花を咲かせているポット苗に目が行って、それも買ってしまいました。そういうことがない様に、メモしていったのに・・・。でも花の少ない今、咲いてくれるのは有難いし、ウメバチ草でもこの神津島原産種は比較的栽培も楽だと言うし。たくさん買っても、バラ苗より安いし。・・・言い訳? 夜になって、雨が降り出しました。ウメバチ草の花弁はしっかりしているので、このくらいの雨には平気でしょう。モズの「はやにえ」も濡れているでしょう、春までこのお供え物がもちますように、そして植えた山野草も消えませんように。 11月5日 淳子 |