手紙に登場する植物一覧表 手紙保管庫 素敵な庭造りトップへ

前の絵はがきへ 次の手紙へ

 こんばんは。
お片づけがまだです。
 今夜のこの暖かさと言ったら、一体なんでしょう。生ぬるい風が、雨を降らせるのですが、まるで雪どけの頃の雨のようです。
 これから冬と言うのに・・・。思わず、「気持ち悪いこと・・。」と呟いてしまいます。

 昨日は、それでも雪雲らしきものが、山並みの上半分を隠していました。剪定で出た、枝や葉の散らかった庭に出て、空を仰ぐと、不思議にそこだけ、ぽっかり晴れていました。首と胸を思い切り反らせて眺めるうちに、すーっと空に落ちていくような、錯覚を起こしました。

 雪雲が晴れたら、ぐるりと雪化粧した山並みは、ソルティードッグのグラスの縁になるとイメージしていたのに、とんだ期待はずれでした。
 それに、昨日とは逆の雲の流れが、強い南風によるものだと、わかっていても、時計の逆回りを見るようです。どこか不自然。

 しばらく前まで、山は、油えのぐで描いたような、重厚な色のハーモニーに溢れていました。それが、だんだん季節の風に洗われていきます。絵筆を水墨画のそれに持ち替えたくなる頃には、心配しなくても、こんな、なま暖かさは跡形もなくなりますよね。

 庭の草たちが、春の準備を終えて、眠りにつきました。私もそれを追いかけて、せいぜい良い夢を見られるように、冬という強いカクテルを、少しずつ口にしていきたいのです。
   (写真は、いよいよ出番の一輪車)     11月20日淳子

おたよりはこちらへ