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 おはようございます。

 昨日の夕方、久しぶりに「霜注意報」がありました。5月の連休頃までは、しばしば、あったのですが、さすがにバラも咲こうとする最近では、忘れていました。

 以前の、なんとなく通り一遍の調子ではなくて、「各作物ごと指導のように万全の対策を・・・」など、注意を促す声色から、特に農家にとっては、不安定な気候は死活問題にかかわる事だと感じました。

 私も慌ててクロボウシと小さな多肉植物を家の中に取り込みました。クロボウシは、春のはじめに寒さに当ててしまい、大きな葉がたくさん落ちてしまいました。茎が40センチもある先に、葉っぱは、直径が3センチから5センチしかないのです。葉の色はいつのまにか黒っぽい臙脂色に戻りましたが、姿は今ひとつインパクトに欠けています。ここでまた寒さにあわせるのは、何としても避けないと・・・。
モスローズComtesse de Murinaisの蕾バラ Constance Spry の蕾
 今朝は、起きたのが6時過ぎだったので、夜明け頃どのくらい冷え込んだかは、わかりません。けれど、庭には特に変わった様子は、ありませんでした。

 ガラス戸越しに、朝日を浴びたクロボウシの小さな葉は、艶やかに光っています。まだまだ頼りないお坊ちゃま風です。彼を中心にバラのハーレムを、と思っているのに、バラの勢いに負けそうです。

 バラの蕾は霜も寒さも、ものともしない元気者です。時々虫にかじられても、残った蕾は哀愁の影などなく、はちきれんばかりの生命力で膨らんでいます。もちろん開いたら、やさしくクロボウシに沿ってくれるでしょうが。

 どのバラの近くにクロボウシを持っていこうか。その頃にはいくらなんでも、霜注意報は鳴らなくなるでしょう。
      5月25日 淳子