こんにちは。
今年花の咲かなかった球根がふたつありました、・・・と思っていました。
ひとつはバイモユリ。去年と同じ場所から、同じ頃に伸びてきた葉は、30センチほど伸びるとそのままひげ根も出さずに、止まってしまいました。早い時期に、根元から、ぐったりと倒れたのは、風か雨のせい、と思っていました。この球根をくれた園芸先輩が様子を見て、「どうもおかしいけれど、もう少ししたら咲くかしら。」と言ったのは、もう一月近く前です。
ここ数日葉の緑がだんだん薄くなってきました。いよいよ枯れそうです。この時期に枯れるのは、当然なのですが、花が咲かないのは、とんでもない予定外でした。
バイモは、春の花がまだ足踏みしているときに咲く、地味ではあるけれど、個性のある日本的な釣鐘状の花です。体を支えるように伸ばしたひげ根が愛嬌もあるものでした。今年は会えずじまいでした。
もうひとつ咲かなかったのは、スノードロップです。これも花が咲いてから、葉が伸びるはずが、いつまでたっても葉ばかり。葉が数センチのときは期待もしましたが、そのあとやけにニョキニョキ伸びはじめ、もうすっかり諦めたようなうんざりしたような気分。
いったい今年はどうなっているの？無事に咲いた2年目の黒ユリに、喜ぶより、咲いて当然だと眺める横暴な庭主に腹を立てているのかしら。
そろそろ庭も初夏の装い。大好きなピンクのネギボウズ、チャイブも咲き、今年はバラのそばに植えたニンニクの花も楽しみ。にらも、食べる葉より、あの小型アリウムのような花が楽しみ。そういえば、みんなアリウム属か。
背高ノッポで、真上に向けたホースの先から噴出した大きな水滴のような花はアリウム・バッキアヌム。大丈夫、これは今年もちゃんと咲きました。
昨年の秋に植えたアリウム・ネオポリターナム（アリウム・コワニー）アリウム・ロゼウムが咲き始めました。（写真）小さな一つ一つの花は、薄ピンクのチューリップみたいです。全部開いてまっすぐな茎の上にピンクの玉ができるが楽しみです。
その手前に、咲かなかったスノードロップがグーンと伸びて30センチにもなっています。まったくこの子は・・・とおもって、よく見ると先にアリウムによく似た蕾がついています。・・・・ってこれもアリウムだったのかも！
5月29日 淳子 |
