おはようございます。 何かの拍子で折れてしまった枝を、庭土の入った黒いポットに挿したのは、昨年の春だったか、秋だったか。もともと、増やそうなどと思ったわけではなく、ただ緑の小枝を捨てるに忍びなかったから。 土に挿した枝が茶色になれば、土といっしょにどこかの植え込みの足元に埋めれば良し。 そんなふうに一つも期待しないことは、意外にうまくいくもので、冬になっても枯れるどころか、プツリと芽らしいものが膨らんできて。テラスの前の誰も踏まない、雪も落ちない場所にポットごと埋めて一冬。 春になって葉が出てきました。窮屈そうなので素焼きの鉢に植えました。それからは驚くほど元気に伸びていって、マダムらしい細い黄緑色の葉が茂りました。 夏になると蕾が。だんだん色付いて、昨日は開きそうでした。テラスのテーブルに乗せて、一日、まだかまだかと見ていましたが、伏目がちのまま。どうやらマダムは度を越えた鑑賞を嫌うのか、そういえば私も干渉されるのは嫌い・・・・。 今朝綺麗に開いていました、バラ「マダムキャリエール」。春、地植えで咲いたマダムよりもっと濃いピンク、香りも濃厚です。 9月6日 淳子 |