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おはようございます。

 モッコウバラがもうすぐ満開です。パーゴラの上部はほとんど開花して、あとは、柱に絡ませた部分、目の高さあたりに蕾が目立ちます。

 数日前に散歩したら、うちのご近所で見事な満開のモッコウバラがありました。道路沿いで日当たりが良いのです。そういえば日の翳るのが早い我が庭では、何もかもよそ様に比べて出遅れます。春のレンギョウも夏のツツジもそうです。

 モッコウバラの次に開花したのは、オールドブラッシュ。ここは比較的日当たりに恵まれた場所です。ただ午後のきつい日差しも浴びるのためか、このバラと隣に植えたゼフィリーヌドルーアンだけが、春先にびっしりとアブラムシがつきました。虫はゼラニュームを嫌うと言うので、このバラたちの足元にゼラニュームの鉢を置きました。それが功を奏したのか、最近アブラムシは、ほとんどみかけません。

隠れるように咲いたオドラータと蕾 モッコウバラ、オールドブラッシュ、この次に来るのは何かしらと、毎朝観察していますが、やや色づいた蕾を見せているのは、どれも気持ちよく宙を泳いでいる日当たりの良いところの蕾です。メアリーローズもマダムアルフレッドキャリエール、そして今年はじめて咲くオドラータも。

 オドラータは尖った薄ピンクの蕾、小さいながらも品の良いバラらしいバラの蕾。どこからか飛んできた忘れな草も咲きそうだなと、顔を寄せたら、蕾の下に葉に隠れるように、もうすっかり咲いているオドラータがいました。日当たりも風通しも良くないのに、どうしてここから咲いたのか不思議です。本当に、見つかりたくないように、そっと咲いていました。 
 2003年5月23日 淳子