こんにちは 日がさすと、庭はとたんに美しくなります。 光は本当に魔法ですね。 曇った午後に友達が来ました。 バラは昨夜の雨にぬれてしまって、しょんぼり下を向いているし 枯れかかった葉っぱは、いつまでも抜かない庭主の不精を嘆いているようだし 黒点だらけのバラの葉には 弁解の言葉もありません。 でもこれが、雲間から落ちる朝の光の下であったら 茂った葉に埋もれるように咲く白いシュウメイギクは輝いただろうし 金木犀の香りはいっそう温かく胸に入っただろうし 少ししか咲かないバラも、その薄い重なった花びらが 魔法をかけたシンデレラのドレスのように見えたかもしれない。 いつも一番綺麗な表情は 誰か来る前か 誰か帰った後。 コボレダネで出たセリンセの双葉 ハマギクと姫ワレモコウの葉をとりもって 緑だけで なんと洒落た一鉢だろう。 これも見せるの忘れた・・・・。 2003年10月17日 淳子 |