素敵な庭造りトップページへ

庭の変遷 目次へ

庭の変遷 その15 2002年3月


春の庭作業開始

昨年の冬は、12月に大雪が降って、冬の始まりが早い年でした。施肥も、枯れ草枯れ枝の整理も済まぬうちに、庭は雪に閉ざされました。けれど、春の訪れは例年より若干早めです。アイリス・レティキュラータ(ミニアイリス)の今年の開花は3年前の1999年と同じ3月18日、おととしや、昨年より2週間も早いものでした。

だんだん植物の姿が覚えられるようになって、雪解けの土から覗いた緑の素性がわかるようになりました。ビオラの苗の横で、擬態している雑草はかわいそうですが、抜いてしまいます。

ただ、雪の降る直前まで、庭でごそごそしていた甲斐があってか、それともまだ単に寒いからか、庭は、土色がほとんどを支配する世界です。草取りに精を出すほど、雑草がありません。せっかくの暖かい早春ですが、枯れ草の整理をしたら、土いじりに精を出すほどのことは、ありません。

庭に生まれたての小さい芽が恥ずかしがらないように、温室育ちの早熟な色香たっぷりの苗は、庭には植えないでおきます。そのかわり、家と庭をつなぐ小さなスペース、「テラス」に、一足早い春のスペースを作る事にしました。


まずペンキ塗り

ペンキを塗った椅子やテーブル このテラスは、もともと在った「犬走り」を拡張したものですので、素っ気ないコンクリート敷きですが、白いアルミのパーゴラをつけてあります。その色に合わせて、ペンキ塗りをしました。

ガーデンテーブルと椅子2脚(写真左)冷房の室外機の目隠しに立てかけたトレリスと柱、娘が中学時代に学校で作った座れない椅子(コンテナ置き)、以上6点。これだけ塗るのに、4時間ほどかかりました。屋外用水性塗料1缶(0.7L)が少し余りました。

お昼まで・・・のつもりが、今までの庭仕事で味わった事のない、「一刷毛でたちどころにイメージの変わる世界」に魅せられました。食事も忘れ、部屋から誰かが、焼きそばがドウノコウノと言っているのが、聞こえたような聞こえないような、テラスはすっかり龍宮城。

上の大物を塗り終わっても、底に少し残った缶を持って夢遊病者のように庭をさまよって・・・・・

細長花壇に白ウサギなど・・・ 結局、
余った塗料で、花壇に白い柵と白ウサギを出現させ、最後に、コンテナを置いたスノコも白く塗りました。

次はコンテナ並べ

テラスに置いたコンテナ テラスにコンテナを並べました。
左から大きなコンテナにはノースポール、その右小さいコンテナにスイートアリッサム、右三輪車の柵の中にはチャービル、大きな黒いコンテナにはシルバーレース黒竜の寄せうえ、白い椅子の上にはプラチーナ、耐寒性のある多肉植物斑入りユキノシタ、その左大きなコンテナにはクリーム色のブラキカムと種からのビオラの寄せ植え、細長いコンテナには昨年花が咲いたあと取って置いたチューリップ、真中の小さい黒のコンテナには青息吐息のローズマリー
(赤は今回購入したもの、緑は家に在ったものと、頂きものです。)
シルバーレースと黒竜の寄せ植え 上のコンテナたちで一番のお気に入りは、シルバーレースと黒竜の寄せ植えです。

暖かさがいつもより早いとはいえ、気は抜けない北信州。霜の心配がすっかりなくなるのは、八重桜が咲く頃。多肉植物のクロホウシや、ゼラニュームは、まだ外に出せません。買ってきた花苗たちも、付いていた花は切って、この段階で摘心しておきます。もともと白と薄クリーム色だけの花たちですのに、よけい寂しくなりましたが、蕾があるだけで満足です。

テラスにて 庭に咲いたクロッカスと、摘心した花を白いピッチャーにさして、ガーデテーブルに置きました。腰掛けてコンテナたちを見ています。

庭には個性ゆたかな植物の芽が見えています。(2002年3月21日現在)

スノーフレークの芽 玉咲き桜草の芽 バイモの芽
スノーフレーク 玉咲き桜草 バイモ
シュムシュノコギリソウの芽 行者ニンニクの芽 アイリス・レティキュラータの芽
シュムシュノコギリソウ 行者ニンニク アイリス・レティキュラータ

次は2002年4月の庭です。

庭の変遷 目次へ

素敵な庭造りトップへ