暮らしのつぶやき
22 懐かしい飴
昨日、遅い初詣にやっと行ってきました。 ちょうど成人式が行われたようで、晴れ着姿のお嬢さんが境内に彩りを添えていました。 見るからに「ヤンキー」と思われる、ざっと15人くらい。姿は、カラフルな袴や、ダンディーをたぶん気取っているだろう黒スーツ。通り道の階段をひな壇にして、記念写真状態で並んでいます。 手には、それぞれカメラ、通行人に一斉にかざして撮って撮ってと言っているような、ただ騒いでいるだけのような・・・。通行人は、その人数とその風体に、しり込みして遠巻きに通り過ぎるだけです。 何騒いでいるんだ?と気がついた相棒が、写真とって欲しいの?と、またわざわざ振り返って聞きます。 「ありがとうございまーす、よかったー。お願いしまーす。たくさんあるんですー。」どどっとカメラを渡そうとするので、「ハイここに並べて、順番だよ。」と相棒は指図。 眉をそったり、太いピアスをしたり、強面を作っても、はしゃぐ顔はあどけないような二十歳。 帰り道、いつもは眺めるだけの古くからある飴屋さんで、昔風な飴を買いました。 今では遠くにいる二十歳になる息子。ふと、七五三の頃の袴姿を思い出して。けれど今日は千歳飴ではありません。 |
01/12/2004