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7 青春18切符で帰る旅 大阪〜牟礼 2003年


切符は、帰省行き帰りに使っても、4回分残るので、これで正月元旦に我が家3人と伯母とで、日帰り倉敷プチ旅をしてきました。

倉敷は以前、相棒とフルムーンパスで旅行した時に立ち寄りましたが、もう一度是非行きたいと言う、相棒の強い希望で実現しました。フルムーンパスは、ご存知でしょうが、夫婦二人の年齢が足して88歳になると使えるものです。1週間全行程グリーン車で移動する旅です。青春18切符とは対極にあるような企画切符ですが、夫婦二人の時は贅沢に、子連れのときは極貧に、が我が家の旅の法則です。

倉敷にはカメラを持参しませんでした。やはりゆっくりしたい時は、カメラはむしろ邪魔になります。柳の揺れる堀割、白壁の並ぶ町並みを堪能しながら、ここも風が強く、もう少しで風邪をひくところでした。

元旦なので観光地と言えども閉まっているお店が多く、やっと見つけた「うどんやさん」で、私が頼んだのは、ぶっかけうどん。他の皆は普通のおうどん。ここの名物と言うお品書きの一言につられての、珍しいもの大好きな選択は、ちょっと失敗。温かいうどんに、ザルそばの「だし」みたいな冷たい汁をかけるので、微妙な温度・・・。うどんは関西風の薄味が好きなのに・・・と、「熱い〜暖まるぅ」と言いながら食べる皆を横目で見て、「けっこう、いけるかも。」と完全に強がり。

大原美術館は本館のみ開いていました。新館の絵画が見られなかったのは残念でしたが、今回の旅では、京都でレンブラント展も見られたし、満足です。元旦特別サービス(?)で入場者には館内で福引がありました。4人とも残念賞の絵ハガキでした。

美術館で買ったミロの絵の入った一筆箋
福引で当たった(?)絵ハガキ
おみやげに買った備前焼の箸置きと、きびだんご

行きは牟礼から日本海沿いに、琵琶湖の東を通る道程でしたが、
帰りは最短な道を選びました。
東海道線で名古屋へ、そのあと中央沿いに北上します。

大阪から牟礼までの全工程です。

大阪発
9時30分
始発でないため、すでに混み合っていました。娘と相棒は京都までは座れませんでした。京都あたりからチラチラ雪が舞い始めました。本当に今年のお正月はどこも寒いようです。
米原着
10時50分
列車が到着したら、もう次の電車が待機中、しかも混んでいるぅ・・・
米原発
10時58分
名古屋のいくつか手前でやっと座れました。
名古屋着
12時3分
名古屋駅どこから晴れたのか、あまりに混んでいたので、メモを取れなく、忘れましたが、名古屋に着いたら快晴でした。

ここでホームの売店できしめんを買って、車内持込。
名古屋発
12時30分
きしめんてんぷらきしめん、味はなるほど、と言う感じ。大阪生まれの相棒は、きしめんについてはノーコメント。。。。

ここで乗った電車は「セントラルライナー中津川」というわけのわからない名前の電車。途中までは座席が指定です。ホームにある自動券売機で座席指定(310円)を購入して乗ります。

青春18切符では特急券を買っても特急には乗れません、もちろん新幹線も。私たちは、鈍行と快速(当然自由席)を乗り継いで行くのですが、こういうシステムだと、待ち時間にゆっくり買い物などできて、嬉しいです。
中津川着
13時32分
中津川駅ここは風がなくて、暖かい。
中津川発
14時19分
2両のかわいい電車、途中の塩尻までワンマンです。そのため、ドアが開かないところがあり、乗り降りには注意が必要・・・・。
木曽川沿いに
トンネルを抜けて奈良井で急に雪が増えたのには驚きました。20センチほど積もっていました。天気は快晴。

やがて、木曽川沿いに深い谷間を電車は蛇行して進みます。ここでは特急は、スピードを出すため振り子電車というゆらゆら揺れる、まことに乗り心地の悪いものです。しかし各駅停車は、のんびりと進みます。写真を撮るため、私は時々立ち上がりましたが、平気でした。こんな事を特急でしたら確実に酔ってしまいます。

青空に白い山が見えます。これが、木曽の霊峰御岳?御岳かしら。
松本着
16時50分
もうここまできたら、安心。
松本発
17時10分
アルプスの山並み暮れかかる空にアルプス。
長野着
16時21分
長野駅前の歩道はツルツルに凍っていました。
ここで3時間ほどのロスは、長野駅近くにて、外食のため。
長野発19時43分
牟礼到着
定刻より7分遅れて
20時15分くらいでした。
風がないから暖かいね、と言ったのもつかの間、車を止めてある場所に歩くうちに、芯から冷えてきます。夜空の美しいこと、宝石のような星が私たちを待っていてくれました。やっぱり牟礼の寒さと景色は、絶品^^

行きの牟礼・大阪をもう一度見てみたい方はこちらへお戻りください。

時間に急かされない、旅の楽しさを味わえて幸せでした。


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