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 こんにちは。

 相棒に北京からメールが届きました。日本から仕事に行っているその友人は、この2週間で冬から、一気に30度の暑さになった大陸の気候に辟易しているようでした。

 それほどではないにしろ、当地もここのところ、過激な温度変化です。初夏を思わせる日があったかと思うと、昨日のように、ずっとストーブのそばに居たい日もあります。朝からどんより曇って、雲は山も隠していました。消えかけた雪でマダラ模様の飯綱山が、もう一度お色直しをしているんじゃないかと、疑いたくなるような、寒さと雲でした。

 夕方、霜注意報に加えて、果樹への遅霜対策を促す無線放送が風に乗って聞こえてきました。零下3度まで下がります、と言われれば、農家でなくても震え上がります。
ドディカディオン・ドワーフ
 さて、それも杞憂に終わりました。暖かいとはいえませんが、むしろ昨日のほうが寒かったのではないかしら。霜も降りませんでした。私も昨夜、友達に貰ってコンテナに植えたペチュニアは、軒下にいれて新聞紙を掛けました。他には何もしませんでした。

 今年の春植えたのは、パセリとサクラソウの仲間の珍しい花だけ。(右写真)どちらも寒さには強そうでした。コンテナのパンジーもビオラも、もちろん地植えの物も、今更寒さに、びくつくような事はありません。ガーデンショップの鮮やかな花に食指が動かなかったのは、何度かこのような春先の危機を経験したからでしょうね。少しは賢くなったと誉めてくださいますか?

 でも、よくイギリスの庭に何気無く置いてある、ガラスのcloche。あれが手に入ったら、ちょっと早めに何か小さい苗でも植えようかな。だって、霜の朝に、お洒落な風景ができると思いませんか?

 ・・・そんなの、誉められない?     4月21日 淳子

 cloche 植物を霜害から守るための、つり鐘型のガラスのおおい