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 こんにちは。

 日曜日、仕事の帰りに寄ったお店で、バラ苗を買ってしまいました。というと、衝動買い、と思われるかも知れませんが、はた目にはそう見えても、私の心の中では、ずっと温めていた事です。

 初冬に届いたバラの大苗5本のうち、1本が枯れてしまいました。とげのまったく無い、旺盛に伸びるツルバラ「ゼフィリーヌ・ドゥルーアン」でした。居間からは、見えないけれど、家に来るお客様にまずご挨拶するバラ、になる筈でした。
オールド・ブラッシュ
 今回購入したのは、「オールド・ブラッシュ」といってピンクの桜貝のような花びらのバラです。よく茂って、トゲも少なく、何より繰り返しよく咲くというのが、嬉しいです。

 温室育ちなので、もう花が付いていましたが、切って飾りました。珍しく相棒が、綺麗なバラだね、と。うーん、あなたのその一言、待ってました!これで何でもOKだ!

 相棒に合格点を貰った、オールド・ブラッシュはゼフィリーヌの後釜に、植えようと思います。ただし、まだ遅霜の心配が有るので、大山桜が散る頃を待って、植え付けましょう。

 ところで、お店の人とちょっと立ち話して、気になる事がありました。

 「素人さんは、冬の大苗を植えるのは、必ず失敗するからやめた方がいいです。」店員さんは、憤怒の様相激しく、畳み込むように「通販業者には、ただの野バラにオールドローズの名札をつけて高値で売る者がいるから、気をつけて。」と続けました。「裸苗についているロウも、芽の保護と言っているが、実は業者が手荒く扱っても大丈夫なように付けているもので、バラのためには可哀相!」あまりの勢いに、私は、「へー。」とか「はー。」とか、ただ間の抜けた相槌。

 5本中1本枯らしたのは、成功か失敗か・・・、考えながら、「すべての通販業者が怪しいってわけでは、ないですよね。」のフレーズは呑みこんで、「この業界も色々大変なんですねぇ。」とだけ言って退散しました。
                                     4月24日 淳子