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 こんにちは。

 一昨日、久しぶりに雨が降って、昨日は恐ろしく寒い一日でした。

 今朝も薄い霜の朝でしたが、太陽が昇るにつれ、暖かさが戻ってきました。雨で、逆U字に曲がった玉咲きサクラソウの茎もピンと伸びました。まだイカリソウも咲かない地味なロックガーデンを飾る、土に刺したクスダマのような花です。是非長持ちして欲しいです。
煉瓦の階段を登るカエル
 ところで、今は、カエル達にとって限られたランデブーの季節。あの夜の雨は、冷たかったでしょうに、黒くぬれた道に何匹ものヒキガエルが出ていました。水をすっかり抜いた庭の池にも、雨がたまりました。朝見ると、案の定、一匹のカエルが入っていました。

 そのうち居なくなるだろうと思って、放っておきました。今朝、水のない池から、プラスチックの壁を必死でよじ登るカエルを見て、相棒が煉瓦で階段をこしらえました。つまみ出しても、雨が降れば、また飛び込んで出られなくなるだろうから、と。(写真ではわかりにくいですが、カエルが登っています)

 しばらくして、カエルは無事脱出、どこかへ消えていきました。
スミレとネモフィラの葉ヒゴスミレ
 今年は雨が少ないせいか、カエルも少ないように思います。毎年同じように春が来て、花が咲いて、でもどこかどこかが、違います。

 石畳の間の雑草を抜いていたら、濃い紫のスミレと、白いヒゴスミレと、ネモフィラの芽を、あちこちに見つけました。うれしいコボレダネのいたずらです。以前石畳の隙間に、ビオラを植えたこともありましたが、それはいつのまにか消えました。消えた物を嘆くより、新しい発見に心ときめかせたいですね。

 慣れるというのは、安心するものですが、その先に、飽きるという感情が待っているとは、思いたくないです。新しい発見を見つけられなくなった時は、心が老いた時でしょうか。

 ・・・・で、あなた、アタシに飽きた?
                            4月26日 淳子