こんにちは。 こんな派手なドレスはイヤ!と言っています。 だめだめ、いけない虫が狙っているの。用心深く、母親はドレスの裾を直します。 色づいた蕾を片端から千切っていたのは、あの悪名高き『ゾウムシ』でした。 ネットで知り合った、美しく聡明で虫を素手でつぶせると言う、 三拍子揃った彼女が教えてくれました。 しかも、犯行現場に立ち合わせてくれて。 私はさっそくデビュー前の大切なメアリーにドレスを仕立てました。約16ほどです。 100もあったら、やらなかっただろうけど、この、多いような少ないような数がいけなかったですね。 毎日4つずつ切られたら、数日で全滅・・・、少し算数ができれば青ざめますから。 「過保護ね。」遠くで、ひがんでいるのはチョウジソウ。 短いコヨリがほどけて、細い花びらが庭に落ちた流れ星です。 6月5日 淳子 |