こんにちは。 粉砂糖のような、という形容は当たらないと思いました。テラスのテーブルに積もった雪は、 平たい結晶が無造作に重なってみえます。それが光を乱反射させています。 フッと吹けば、もう一度宙を舞って、 キラキラでもサラサラでもない、聞いたことのない音を響かせて、 落ちてくるのではないかと、思ってしまいます。 こんな素敵な天からの工芸品が、ちっとも壊れずに庭にたどり着いてくれた事に感謝しています。 息を凝らして見つめる時間は、一瞬とも永遠とも思える時間です。 気がつくと、空が明るくなって、先ほどまで見えていたゲレンデのあかりは消えていました。 はかないものほど、いとおしいものですね。 12月22日 淳子 |