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 こんにちは。

 暑くもなく、寒くもない、こんな午後は幸せです。部屋は閉め切っていても、むっとせず、ストーブは要らない。庭に出れば、風はなくて、少し肌に心地よい冷たさ。

 午後の日が翳るのを待って、「おもちゃかぼちゃ」の双葉の苗を庭に植えました。フウセンかずら、フウセントウワタ、茶ワタ、緑ワタと、蔓ものの種を蒔いたのは連休中。真っ先に芽を出したのは「おもちゃかぼちゃ」でした。庭に植えるのは、他のものも出てから、と思っていたら、昨日今日でグーンと伸びて、明るいほうに向かって間延びしそう、慌てて植えたわけです。

 東隣との境の土留め、その際に植えたツツジに遠慮しながら、でもいずれはこっちが主役よ、と言い聞かせながら。土留めにはフェンスも何もないので、両脇の木にシュロ縄を引っ張って、そこにネットをつけて蔓を這わせようと思います。土留めに木製のラティスを立てようかとも思ったのですが、コンクリートに穴をあけて・・・の作業は、マダムの手におえるものではありません。プロに頼もうかととも思いましたが、簡単に人の手を借りるのは、やめました。っていうか、もったいなくなって・・・・。(バラ苗たくさん買えるなぁ・・・。と)

 茂ったセラスチュームそのバラたちは、しゃべりたくて、うずうずしている子供たちです。一人咲けば、私も私もと賑やかになりそう。今はまだ、誰の顔色を見ているのか、黙っています。

 ところが、相槌だけは聞こえています。メアリーローズのそばではセラスチュームが、ヘリテージのそばではチャイブが、コンテスドミュリネの足元ではフウロソウが、そろそろ咲き始めました。この前手紙に書いた、ビオラも首を長くしています。

 チャイブはこの庭で3年目の株です。しっかりと大きく40センチはあります。昨年これから株分けしたものは、20センチほど、チキンネットで覆われたパセリの隣に、こちらはまだ蕾です。チャイブ

 植えて4回目の夏を迎える宿根草はどれも見事です。アルケミラモリスも昨秋株分けしましたが、元の株はそれでも昨年より大きいものです。これからはどんどん株分けして、株が乱れないようにしないと。お友達に差し上げる楽しみも増えました。
     5月13日 淳子