こんにちは。 「おもちゃかぼちゃ」の苗を植えたこと、この前、お話ししましたよね。 今年は、ツル物の話題が多くなりそうです。と言っても、クレマチスやツルバラや、そういう大きな立派なものではないのだけれど。 去年の秋、いたずらで蒔いたミックスの種袋にスイトピーが入っていて、それが昨年のうちから芽を出したこと、心配していたら雪解けの春に、ぺしゃんこになって出てきたこと、お話ししましたっけ? スイトピーは優しいイメージ、ブーケの中にピンクのスイトピーを入れてもらうのが好き。この花は、お花屋さんのガラスケースの中に、束になって入っているもの。庭に咲くイメージがなかったのです。ここではスイトピーの咲く春は、まだ雪の残る庭、寒すぎるから、無理だろうと、思い込んでいたのです。 それで、去年スイトピーの芽が庭から出てきたときも、友達からスイトピーの種をもらったときも、本当は心配だったのです。 スイトピーにも色々種類があって、色々な色があること、寒冷地では春早く種まきすれば良いこと、種は硬いのでナイフで少し傷をつけて一晩水に浸すこと。頂いた種を無駄にしないように、ネットで検索したり、知り合いに聞いたりしました。 でも、一夜漬けの勉強では、不安・・・。それが種に伝わったか、芽が出たのは、だいたい半分でした。芽は、庭のあちこちに、特にバラのそばを選んで、植えました。 地面に下ろすと、赤ちゃん苗たちも少しは安心したか、細い巻き毛みたいなものを出しながら、成長しました。でもとてもゆっくり。春のある日、うちの倍以上に育ったスイトピーの苗を、偶然また別の友達から貰いました。それも、蒔いた種の中で、ひとつも芽の出なかった種類だったので、幸運に喜びました。 私が蒔いたスイトピーは、まだまだ小さくて、バラの蕾のところまで行くには、だいぶ時間がかかりそうです。それに比べて、冬を越したスイトピーは、がっしりとした茎に巻き毛と花芽をつけて、もみの木とホスタのあいだを所在なげに揺れています。残念なことに、この近くにバラはありません。 花芽は薄黄緑色でした。またまたシックな色だなぁと思っていたら、花はまるで綿帽子をかぶった花嫁のように純白でした。そうだ、白花セットに入っていたんだっけ。 5月15日 淳子 |