暮らしのつぶやき

10 インドアガーデン

多肉植物たち 我が家のインドアガーデンに相応しい植物は、多肉植物とサボテン。そこに行き着くまで、やっぱり3年かかりました。

庭造りには最低3年必要と、先輩ガーデナーから聞いていたが、インドアもまた然りだった、と言うわけ。

季節がよくなれば、庭に目が行くので、インドアガーデンはもっぱら冬の楽しみ。4年前の冬、オリンピックの喧騒を逃れて、伊豆に遊びに行って、買ってきたサボテンと多肉植物、思えばそれがインドアガーデンの始まり。彼らは、枯れずに、今年も冬の部屋の隅に置かれています。

「あなたはサボテンが上手ね。」と友人に言われたけれど、忘れた頃の水遣りが功を奏しているので、誉められたものではないのです。花も咲かせたことが無いので、その道のプロから言わせたら、サボテン栽培には失格。でも、この形がオブジェとして気に入っているのです。一昔前の幼児の髪飾りみたいな、鮮やかすぎる色の花は、無くてもいいかな、なんて。

以前は珍しかった多肉植物ですが、人気が出て流通量が増えたようです。欲しかった種類を、店先に偶然発見して、喜ぶ事も。いったん手に入れば、虫も付かないし丈夫、葉を土にさしておけば簡単に増えるので、すぐに園芸友達の間に広がってしまう気のいい奴らです。

たくさん増やして、タペストリーのように平たい鉢を埋めてみたいけれど、里子に出す方が多くて、なかなかそこまで行きません。だいいち、あまり大きな平鉢は、狭い家には邪魔ですね。

今年の新入りたちは、ひとつひとつ大切に鉢に植えて表面を飾り砂でお化粧です。園芸店には金や銀に着色した飾り砂が売られていましたが、結構高かったし、もともとゴージャス系は苦手。家にあるもので何か・・と、見つけました。白は沖縄からお土産に拾ってきた砂、サンゴのかけらでできています。黒は、クンタン。どちらも自然の色、自然の素材、これなら土に混ざっても問題ないでしょう。

真っ黒な鉢、黒いクンタンの表土、ここまでは用意できたのですが、形の面白いシルバーの植物が、まだ見つかりません。カッコいい一鉢を作りたいのです。

冬の楽しみは、まだまだ途中。もたもたしていると、続きは、来年に持越しかもしれません。

02/05/2002

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