庭の変遷 その10
2000年11月
振り返ると猛暑の夏、そして暖かな秋でした。今は、それも、遠いこと。
高い枝先、わずかに残った葉を落とす、朝の強い霜。
気難しい、雲に隠れたがる昼の太陽。
凍てついた空に、星は引き締まって輝く。
そんな初冬の一日、庭仕事です。
「ロザリアンブルース」でお伝えしたように、モッコウバラに困り果てて・・・・・・
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Aモッコウバラの跡地です。 抜いたら、すっきりしました。 かつては、茂るモッコウバラと金木犀にはさまれて、日当たりと風通しがあまり良くない一画でした。 |
ここに植えてある、ガウラやカンパニュラ、エリンジュームはこの夏、まっすぐに伸びることができませんでした。(今、地上部は枯れています。) 来年は日当たりも風通しもよくなり、素直に育ってくれるでしょう。 四角いレンガは草花の手入れが楽にできるように敷きました。突き当りにはイスを置いてコンテナを載せました。このイスは15年程前、廃校になった小学校から貰ったイスです。庭でさんざん使って雨ざらし、グレーのいい色になっています。 |
こちらはテラスの横花壇。
モッコウバラに覆い尽くされていたオベリスクは、テラスの横に移動しました。今はまだ仮置きです。バラの大苗が到着したら、ここへ植えようと思います。バラはメイデンズ・ブラッシュを。 テラスに置かれたコンテナ、もう花は終わりです。ハンギングに植えてあったゼラニュームも今は屋内です。ハンギングから下がった斑入りカキドウシは枯れますが、春にはまた出てきます。この間抜けなハンギングは、下ろしたいのだけれど、下のコンテナからアサリナが斑入りカキドオシに絡んで咲いているので、しばらくはこのままです。 |
シェードガーデンは山野草中心に。
ここは夏、車庫の屋根のおかげで西陽から守られ、冬は低い陽射しの為柔らかい日が当たります。
A フラットな山野草コーナーに変化を持たせようと、、鹿沼土、桐生砂、腐葉土、堆肥(自家製)などを適当に混ぜた土を盛って、高さをつけました。石は石畳剥がしで、出た物です。 Bには白い芳香性の花をつけるホスタ・アフロディータ(変遷9参照)がありましたが、大きくなりすぎたので掘り上げました。(ここが狭いので)。2つに株分けして、移植しました。ひとつはモミの木のうしろに、ひとつはモッコウバラと一緒に玄関脇へ。 今ここには、山野草の寄せ植えの鉢と黒百合の球根を植えた鉢を埋めてあります。 |
腐葉土と堆肥は裏庭で作りました。写真の黒いコンポストはスミス&ホーケン社製です。枠が3段に分かれて、底のない重箱のようになっています。このため、切りかえしをするのが便利です。蓋が大きく開いて、また真四角の蓋は楽に外せるので、混ぜるのも簡単です。私は、始めは一段で、少し量が増えたら2段にと、だんだん重ねて使いました。形も色も気に入っています。 |
今はこんな様子です。
11月26日の池の周りです。霜で池のホテイアオイと池の横のレースラベンダーは枯れました。タイム、宿根ネメシア、メアリーローズ、宿根アマなどは元気です。大きなコンテナには、赤いチューリップ(相棒のリクエスト)の球根を植えました。 |