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庭の変遷 その14 2001年11月


冬の準備 剪定と植え替え

モミの木のまわり 4年前にはシンボルツリーだったモミの木ですが、周りにたくさん植え込んでいるうちに、視線のあちらを遮る詰まった枝が、邪魔になってきました。高さも3メートルほどになりました。

当時は生垣が低かったので、このモミの木がちょど目隠しになっていましたが、今ではその必要もありません。

そこで、地上から1.5メートルの高さまで、横枝を切りました。

生垣とモミの木の間、アスパラ(黄金色に紅葉しています)、実生からのモミジ(落葉しました)、実生からのシロヤマブキ(葉はわずか)、ツツジ、がよく見えるようになりました。

モミの木の枝が邪魔していたようで、3本ともかなりヒネクレタ伸び方の上、絡み合っていました・・・・。

A
また、庭の中途半端な位置に、大きい葉を広げる柏葉アジサイも、目にストレスが貯まる原因でした。葉をほとんど落としたのを見届けて、庭の西端に移動しました。これで去年の秋に草取り用に作った石の小道を、歩こうという気持になりました。
剪定後のモミの木は
やたら柄の長いパラソルチョコレートです。

上の写真、モミの木の幹にむかって左側、アーチがあります。例によって過植ですが、アーチ近くに植えたアケビのツルが今年はアーチの上部まで届きました。反対側には、2000年秋に植えたバラ「マダム・アルフレッド・キャリエール」が、やっと、ここまで伸びました。(写真@)

上の写真、モミの木にむかって右へ行くと、突き当りには車庫(写真A)があります。車庫の屋根で午後の日が、はやく翳りますが、半日陰に耐える、バラ「スペクタビリス」を今年初夏に植えました。

@ ←アーチに絡まるバラ「マダム・アルフレッド・キャリエール」

F
バラ「スペクタビリス」が茂る(はず)のところ。
誘引できるように車庫上部と竹垣に銅線を張りました。
A
アーチに沿わせたバラ「マダム・アルフレッド・キャリエール」 車庫沿いの場所

写真Aの手前には、山野草コーナーが続きます。ガーデンライトは故障して、昨年ほぼ一年灯らずにいましたが、この夏に相棒が直してくれて、今の場所に設置しました。

山野草コーナーと開拓地
B
枯れたチャボヒバの跡地には、9月に、バラ「イレーヌ・ワッツ」を植えました。種から育てた、まだ小さいビオラの苗を植えて、アリウム、緑のチューリップ、スノードロップなどの球根も仕込みました。バラの隣に植えたニンニクはもう芽が出ています。

石畳の通路を隔てるとテラス前の花壇です。

テラス前西側
C
ここには3年前、10センチ足らずだった挿し木のバラをもらって植えました。どうやら修景バラのビンゴメイディランドだと判明したのは、この夏です。棘が猛烈で枝は四方八方、斜め上に長く伸びます。狭い花壇の手入れをするにもままならなくなり、抜いて移植しました。

移植先は笹の茂る南西の土留め沿いです。隣家の土地が1メートル位高いので、土留めが塀のようになっています。ここに誘引しようと思います。移植が失敗した時の為に挿し木をしてあります。挿し木は根付いて、葉が茂っています。ポットごと地面に埋めて越冬させます。

テラス、パーゴラの柱にモッコウバラを沿わせてあります。パーゴラの屋根を覆うのも、そう先のことではないでしょう。写真右端に半分見えているオベリスクには、バラ「メイドゥンズ・ブラッシュ」を植えてあります。昨年初冬、裸苗を植えて、現在1メートルほどに成長しました。

建物沿いに植えた日本シャクナゲは実家からもらってきたもので、ここに植えてそろそろ15年です。朝日が当たって、西日が完全に遮られるこの場所が大変気に入っているようで、毎年春にはたくさん花が咲きます。

もう一方の柱にはバラ「コンスタンス・スプライ」を、メイドゥンズ・ブラッシュと同じ時(2000年初冬)に、植えました。見事に真っ直ぐ、枝が伸びています。これもモッコウバラの反対側からパーゴラを覆ってくれるでしょう。隣に植えてあるシャラの木にも誘引してあります。シャラの木にピンクの花が咲くのも楽しいでしょう。シャラには夏、白い椿のような花が咲きますが、一緒に咲いても、時期がずれても、面白いと思います。

テラス前東側
H
バラ「コンスタンス・スプライ」が絡む柱です。


G
ハーブのような香りのある、花式部は冬に思い切り剪定しないと、ものすごく大きく茂ってしまいます。もうびっしり、青灰色の新芽を付けています。

ところで、
お部屋の中、こちらに背を向けて腰掛けているのは、誰でしょう。大好きなモミの木が、ひょうきんに剪定されて、拗ねているのかもね。

今回ちょっと冒険したのは、車庫と建物の間の狭い通路沿いに、つるバラを植えたことです。日当たりはよくないですが、カタログに「北向き玄関に適す」とあったので思い切って植えました。

ピアノの部屋の前通路 ←建物沿いに作った花壇は乾燥しやすい環境でしたが、花もそこそこ咲きました。

D
植えたのは、バラ「エメ・ビベール」です。(写真ではよく見えません、まだ小さくて・・)
黄緑色の葉がきれいです。一期咲きでないランブラー、と言う感じのバラだそうです。棘も少なく扱い易そうです。やはりここも、車庫上部と竹垣に銅線を渡しました。カクレミノの木にもうまく絡ませて、いずれバラの壁になるといいのですが。

E
立ち水栓には、篠竹をオベリスクふうに立てて、麻紐でくくりました。これは初夏に作ったものを、シンプルに改良したものです。(蛇口がひねりにくく、使いにくかったので・・・。)足元に植えた、白花ハンショウツルとアイビーは元気です。
車庫沿い

12月になったら、伸びたバラの枝を剪定します。落ちた葉を掃除して、モクサクを撒きます。雪が積もったら、春まで休眠する庭いじりです。でも、まだひと月、庭でゴソゴソできそうです。     ・・・・・・2001年11月中旬


冬を彩る紅葉と枯葉もご覧下さい。

次は2002年3月です。

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