1999年4月日記
4月26日
土日ぐずついたお天気で週末ガーデナー達は庭仕事できなかったのでは?それともカッパ姿で風邪をひくのも恐れず頑張った?さて長野の空は雨に洗われてまぶしい光の溢れるお天気です。さすがに今朝は、二日間みっちりあった発表会の疲れのせいで、庭仕事はパス。もうすぐ咲きそうな蕾に行ってきまーすの挨拶だけして出かけました。帰り、昼間で道はすいているし、そよ風は気持ちいいし、庭は気になるし、でついついスピードが上がります。注意注意・・・。でも幸せな午後ですよ〜今日はもう帰っても仕事はオフ、打ち合わせでダンナも家にいないし、極楽極楽。おまけに帰りに偶然昔の教え子に会って、なんと25才の好青年。10年ぶり・・むこうはすぐわかって声をかけてくれたのですが、見違える様にいい男になっていて、センセドキドキ・・。なのに私ったら、まあすっかり大きくなってぇ・・とかアーンもう年よりくさいなあ・・・・。
キングサリ、葉っぱが出てきたよ | 雲間草、我が家にて2度目の春 |
4月22日
朝5時半に庭に出ました。ストーブのついた部屋から出ると、暖かそうに見えていた庭は息が白く見えるひんやりとした空気。高原の夏の朝が来たのだと思いました。バイモは蕾を下に向けていよいよ咲きそう。その足元にはたった1つだけつけた石楠花の蕾がピンク色にほころびかけています。我が家には石楠花が3本あって2つは沢山花をつけるのにこれは1つ。2年前あの記念すべき草取りの時、じゃまだから抜いちゃえと改心前の暴君の一言で、幹を切られて掘り起こすのを忘れられた、命拾いした石楠花です。やっと傷が癒えて花を咲かせるのでしょう。一体そう言うかわいそうな事をしたのはだあれ? 朝も8時を過ぎて再び庭に出るともう息は白くならず、どこからか甘い沈丁花の香りが柔らかな風に乗ってきました。昼過ぎになれば外は汗ばむほどに、この温度差が植物たちを鍛えて花の色はいっそう冴えるのでしょう。 今日も一日穏やかな天気になりそうです。お日様は沢山の問いを降り注ぎ植物は答えを空に向けています。私はそして、教えられるのです。 |
4月12日
やっと梅が開きました | 玉咲のプリムラ、白と紫 |
どうやらうちの植物達はご近所に比べておくての様です。というのも敷地が真南を向いておらず、45度ほど東に振っているため朝日はよく当たるのですが早く日が翳ってしまいます。結果日照時間が少なくて周りよりワンテンポ遅れるということでしょう。今になって思えば家はもっと向きを考えて建てるべきだったし、玄関も屋根つきの車庫も位置を間違えたような・・・。と、まあこれは庭を中心に考えた場合、う〜ん、家は3度建てないと満足行かないとか、ほんとですね。
さてここ数週間ダンナに、「またしても息を吹き返した侵略軍」と陰口をたたかれながらも東側の隣家との境に植えてあった皐月を堀りあげ、柴をはがし、煉瓦の花壇(去年自分で作った)を崩し煉瓦の道と新たに植栽のスペースを確保しました。道路からの視線をやんわりさえぎって、いっそう庭仕事に熱中できる様に、そしていずれ植えたコニファーが大きく茂って、優雅にお茶なんか飲める様にとの願いを込めて。プロに頼めば早いだろうけど、こんな楽しいことなんで人様に頼めますか。ふっふっふ。白樺や株立ちのもみじなんか植えたかったけど、塀もなくて落ち葉がお隣の敷地に落ちること間違いなしなので、コニファーにしたわけ。
4月7日
昨夜久しぶりのまとまった雨。今日は天気予報ではお日様マーク。植物はこれで成長に弾みがつくね。楽しみです。庭には、咲き出しそうな蕾がいっぱいです。本日お向かいの家の軒下にツバメが帰ってきました。長旅ご苦労様。でもまだ寒い日もありますよ・・・。
いくつか鉢植えで買って庭に下ろしたプリムラ。 黄色が強いのかこれだけ残って2度目の春です |
桜の花便りが聞かれるようになっても、 なかなか開かない我が家の梅(豊後) |
4月2日
朝、庭に出ると暖かい風が。そうは言っても桜が咲くまでは寒さに弱い草花の庭への定植は控えなければいけないが、球根類はムスカリも水仙もヒヤシンスも蕾をのぞかせています。あと10日もしたら少しは賑やかになるかな。さて、黄色のクロッカスに混じってシラー・シビリカが咲いています。球根を植えたのはもう5年以上前になりますが、毎年咲いていたのですね。気づかずに過ぎた年もありました・・・。前はもっとブルーが濃かった様に思いますが・・・。そう言えばイギリスの妖精はこの花の帽子をかぶっていますね。
車庫横のシェドーガーデンに去年牟礼村直売所で買った行者にんにくが出てきました。てんぷらにすると、おいしいこの山菜は深山にでしか取れない貴重な山菜ですぞ。えっへん。
後ろに妖精が隠れているかも | 行者にんにく |