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1999年6月日記


6月24日
思いきって池を作ってよかったな、と思います。芝生のスペースは減ったけれど庭全体が広くなった様に感じるし、水音がこんなにも心地好いなんて。噴水は庭に動きをもたらしてくれます。みずしぶきが八つ頭の葉にあたってまわりの煉瓦や植栽をぬらすのも趣があります。もちろん時々水量が減っていないか見ないといけませんが。
池の周りはやっぱり湿地でしょう。工夫して作ったのだけど一日一回は水をたっぷり含ませます。斑入りアイリス、ベニチガヤ、プリムラビアリー、忘れな草など庭に散らばっていたお水の好きな植物を移植しました。

左写真は居間から見た池。斑入りアイリスとベニチガヤが見えています。
右は悩める雀。お水が飲みたいの・・・さてどうしよう。

6月21日
3日間ほど、ぐずついた天気が続きました。その雨の合間をぬっての庭作業は紫外線の心配も無く涼しく気持ちのよいものでした。ただぬれた土がスコップにべったり張りつくのには閉口しましたが・・・。
それで本日は晴天なり、です。、さらっとした風が心地よいです。耳を澄ますと蝉の声が聞こえてきます。でもまだ「ひぐらし」の声は聞きません。あの鳴き声を聞くと、いよいよ夏も終わりかと寂しい気分になると、昔母が言っていましたが、この辺では7月からひぐらしが鳴くのです。初夏からいっきに晩夏になるような山の夏です。
実は、青虫がいなくなって5日たちます。鳥に食べられたのか、サナギの姿も見つけられませんが、アゲハをみかけたらあの青虫だと思いたいものです。

柏葉アジサイが咲き始めました。 五色どくだみ。赤、緑、黄緑と賑やかな葉に
花はあくまでにごりのない白。

6月17日
朝方降った雨で、茎の細い花達は重い露をまとってうなだれます。けれど紫色の花をつけたラムズイヤーは予想に反してしっかり立っています。冷たい雨はお好きね。私は両腕を抱えたまま庭をひとまわり。目の前に流れる霧。ほほにひんやりと天然の化粧水。気まぐれな太陽が時々微笑む様に花達を照らしていきますが、それも長続きはしません。一日曇りでしょうか。

ベラドンナ系のデルフィニュームは1m50cmに
恋人に手紙を書くならこの色のインクで・・・
モモイロヒルザキツキミソウ(エノテラ)
泣かないで・・・

6月12日

5センチに成長した青虫 朝の空気は一段とおいしい。5時前に庭に出て朝もやの中で深呼吸。登山に行って味わうような感覚を、ただ早起きするというだけで実感できるなんて、しあわせ。
昨日の夕立のおかげでみずみずしい緑たち。今日の演奏も頑張ってね、と私を励ましてくれてる。
青虫は5センチに
朝日の当たる庭 リシマキアの黄色い花
起きなさいよ、お寝坊さん達 黄色い葉っぱに黄色い花、見つかっちゃった!
と言ってる?

6月9日
ご近所の庭を犬の散歩でもないのにしげしげ覗いて歩くわけにはいかないが、インターネットでよそ様のお庭を拝見できるのはたのしいですね。感心したり驚愕したりちょっと嫉妬したり心は揺れますが・・。
さて、あるHPに、残飯から堆肥を作って、無農薬で都会の庭を維持している奥様のレポートがありました。蒸し暑い都会の夏も平気でのりきれそうな、健康に育った庭の植物たち。聡明で几帳面なガーデナーの姿が感じられます。振りかえって我が家では生ごみは勝手口から出てすぐのところの土に直接埋めていきます。抜いた草や落ち葉も片隅に積み上げてはいるものの、最近はずっとそのまま・・・。何も植えることのないこんな裏庭を、ただ肥沃にしてるだけかぁ・・・。あーあー。
ちょっと前に読んだ園芸雑誌に、最近のガーデニングブームで造られた庭は理性も教養も感じられない、ただ感性のみのもの、とかって書いてありました。私のお粗末な脳細胞ではこの文章の真意はとっさには理解できませんでしたが、なるほど私みたいにやってることがバラバラ、いつもどこか掘り返しては大騒ぎしている庭はさしずめ痴性的な庭ってことか・・・。

柵に絡まるあけびの蔓 大好きな芍薬
時には全く違った角度から庭を見ると思いがけない発見をします。柵にあけびの蔓が
こんなにも伸びていたこと、シャクヤクが咲き始めていたこと・・気づかずにいました。
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6月7日
昨日の日曜ははじめての真夏日だったとか。(とかって言うのは1日ホールの楽屋にいたので)。

やせっぽちの青虫
アゲハの幼虫

朝は曇り空、それでうっかり水をあげないで出かけたら、夕方にはコンテナ植えのニューギニアインパチェンスは完全にしおれて哀れな姿になってるじゃないの。「ただいまぁ」と玄関さきで叫んだまま家には入らず、まず庭で植物のお世話。水を張ったバケツにしおれた鉢植えをザンブリとつけて、よみがえっておくれと祈るような気持ち。他の植物にも一通り水をあげて、さてと、と思ったら凄い勢いの夕立と雷・・・。(さては意地悪な雷の奴見てたな。)雨脚は弱くなったものの、そのまま一晩降り続いたので、ラムズイヤーやアルメリヤは翌朝グンナリ。それでも雨は今日の午後には上がり気温も涼しかったので植物達は何とか立ち直りました。これから梅雨本番、いくら高原とはいえ、時にはジトッとした天気もあるだろうなぁ・・心配。(ニューギニアインパチェンスは100%復旧しました。ホッ。)

ルピナスの後ろには白いジギタリス ラムズイヤーと赤いツボサンゴ
貴方たちじゃまよ、と白いジギタリス
手前はご存知ルピナス
昨日の雨には参りましたね、とラムズイヤー
後ろの赤い花はツボサンゴ、右手前紫はゲラニューム
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